わたくしは生まれつきの乾燥肌で、この時期は指先カサカサ、そのせいかiPhone6の指紋認証も不安定。
普段使いの革小物(財布やカードケース、スマホケースなど)はわたくしたちの皮膚からの油分でも十分にオイルを補給出来ています。エイジングを促進させるのに鼻の脂を塗っている人もいるほどですから(笑)
この時期、乾燥肌の人は、本人はもちろん大切な革製品も乾燥しているはずです。
スキンケアとレザーケアをセットでして頂くと、より愛着が湧くと思います。
◇保革クリームはどれを使ったいいのか?
これは革好きな人なら悩んだことのあるテーマではないでしょうか。
ネットで検索をしても色々ありすぎて結局どれなの?ってなりますよね。
これには正解はありません。
自分で値段や使用方法などを調べて、いいなと思ったものを使用すればいいと思います。
人気ブランドなどは自社ラベルを貼ったオリジナル保革材を販売してたりしますもんね。
確かにあれなら、その革ブランドのファンは迷わず購入するんだろうな~。
よし!いつかは、鶴革クリーム開発してみるか。
一つ注意点を記したいと思います。
革好きな人が陥りやすいのは、ついついオイルメンテをしすぎてしまう事。
頻度が多すぎたり、塗りすぎたりすると革のコシがなくなり、常に湿った状態に近くなってしまいますから要注意です。
スキンケアは毎日でしょうが、レザースキンケアは、そろそろかな?って思ったタイミングで良いと思います。あくまでも目安ですが私は2~3カ月に1回の手入れにしています。
毎日とまでは行かなくても常日頃、革用の馬毛ブラシで革の毛穴に詰まった埃をとったり、乾いた布でサッと拭くだけでも、長い目で見た時にエイジングで差がつくはずです。
これを怠ると、味わいある経年変化というより味の出すぎた経年劣化になる可能性が高まってしまいます。
色々なお客様の製品を見て一つ気付いた事がありました。
それはしっとり肌の人はエイジングが早い!ということ。うらやましいです。
ただし、上記のデイリーケアを怠ると黒ずみ劣化に陥りやすいということも頭に入れておいてもらえたらなと思います。
◇購入後、使い始める前にも栄養クリームを
鶴革工房では納品時の製品にはレザープロテクションクリームを塗ってお渡ししています。
新品時に保護材を塗っておくと汚れも付きにくくなりますので。
お店で革製品を購入した場合も使い始めには保革材を塗ったほうが良いですよ。
革はなめされてから製品となり店頭に並んで、誰かが購入してくれるまでの長い間に栄養失調状態になってますので。
わたくしが使っているのは汎用性も高く、皆様もご存知のラナパーです。
ラナパーを使う時はスポンジは使わず、直接指に付けて塗ることをお勧めします。
天然素材の蜜ろう、ホホバオイルですし、そのあと手指もしっとりしますから。一石二鳥です。
何より、革への愛着がさらに増すことでしょう。
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なめしの工程における「乾燥」は大事な工程の一つです |
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