2016年6月23日木曜日

革用接着剤のチカラ!~実験レポート~

毎日不安定な天気で滅入りますね。外仕事の方は大変かと思います。

今年の梅雨明けはいつになることやら。

平年は7月21日だそうです。

平年通りであればあと一ヶ月はこんな天気に付き合うのか~

ちなみに昨年は7月10日でした。はやっ!(気象庁調べ)


この時期は革製品を外に持ち出すのは本当にイヤですよね。

自分は濡れても、財布や鞄は濡らさないぞ!って言う人も多いのでは?笑

顔のシミもイヤだけど、革のシミもイヤ!

でもうっかり自分の汗を垂らしてシミを付けてしまったことがある、

鶴革工房・革職人鶴川でございます。



今回は実験レポートの結果を発表します。


◇接着だけで大丈夫?◇

さて、表題の通り、私は以前から革用接着剤(ボンドエース)の耐久性を調べていました。

調べると言ってもそんな大げさな事はしていないんですけどね。

4連キーケースを作り、それを約2年使用してました。

それがこちら↓




このキーケースは糸を使わず、接着とコバ磨きだけで張り合わせたステッチレスなデザイン。

一見、一枚革だけで仕上げた作品に見られがちなんですが、内側にもしっかり貼り合わせてあります。


現在の姿はこちら!↓



Gooooood!エイジング!

結構こいつは雨に濡れましたよ。

キーケースって傘を差しながらもどうしても表に出る機会が
多いですからね。



コバの焼け具合もアジになってますよね。ご覧の通り、剥がれはありません。



革用ボンド恐るべし!

是非、レザクラファンの皆様、ボンド仕上げ試してみてください。



◇接着仕立てのステッチレスキーケース新作◇


今回の結果を受けて貼り合わせステッチレス仕様のキーケースを製作しました。



これは革の特性(シワ)をアクセントにして形もハギレのシルエットを活かした形状で製作した3連キーケースです。
革は栃木レザーのオイルプルアップ(ワイン)


内側にはチョコを貼りました。金具の台座はイエロー。


裏側
こちらの商品は現在鶴革工房OUTLETSに出品中です。7月1日22時まで。

さらにもう1つ、色や仕様は少し異なりますが、ステッチレス・キーケースを出品予定です。ご期待くださ~い♪

2016年6月22日水曜日

鶴革工房におけるレザークラフト用語

~鶴革辞典~
※本来の意味とは異なりますのでご注意下さい。

【革闘技】カクトウギ
 →レザークラフト全般。革の裁断、繊維の方向の見極め、用途によっては厚みを変えたり等々、
 革と格闘している様子から。

【革命】カワイノチ・カクメイ
 →革大好き!主に食用肉の副産物である動物(牛)の皮が革になり、そこには紛れもない命が宿って
  いることから。

【改革】カイカク
 →愛用している革製品をリメイクしたり、部分変更(カスタムリペア)すること。

【革新】カクシン
 →革製品を新しく持つこと。同義語→変革ヘンカク

【革心】カクシン
 →作り手が心を込めて製作すること。


2016年6月8日水曜日

お問い合わせを下さるお客様へ

当工房にキャリアメール(@docomo〜ezweb、Softbank)で問い合わせを下さる方がいらっしゃいますが、PC系メールをブロックされている方の場合こちらから返信をしても戻って来てしまいます。

「何だよ、鶴革工房って問い合わせしても全然返事くれねーじゃん!」と思う前に一度メールのフィルター設定をご確認の上、@gmail.comのドメインの受け取り許可の設定をお願い致します。

私は頂いたメールには即日中にお返事してますので、何卒よろしくお願いいたします。

2016年6月1日水曜日

スライドパーツを使って汎用手帳型スマホケースを作ってみた。


ヤフオクのお客様からのリクエストにお応えして、スライドパーツを使い手帳型スマホケースを製作してみました。


リクエストを頂いて初めて知った粘着式スライドパーツを
アマゾンで購入。



これを使用することにより、機種を問わず、手帳型ケースが作れてしまうんです!


その秘密はこのスライドする仕掛けにありました。


粘着シートにスマホがくっつき、そしてカメラを使用する際にはスマホを上にスライドさせるだけ。




※アマゾンより画像を拝借



手帳ケース本体にカメラ穴を開ける必要が無いお陰で、汎用性の高いケースになるのか!


いや~便利なアイテムを考える人がいるもんだ。


でもスマホのカメラレンズの位置によっては、対応機種95%から除外されてしまうんでしょうね・・・



◇製作開始◇



ではさっそく製作に取り掛かりたいと思います。


ここからは参考程度にしてください。あくまでも私が製作したらこんな感じですってニュアンスで進めていきますので。細かい寸法や加工方法は記載しておりませんのでご了承くださいませ。


まずは内側のベースとなる部分にスライドパーツを埋め込む枠を作りました。


スライドパーツは凸になっているので、その内側に合わせた枠です。


凸のもぐる厚み?深さ?は1.5mmほどでしょうか・・・でも、内装の革の厚みを1.5mmしてしまうと表を2.0mm厚にしないといけなくなるので、ここは1.0mm厚にします。




1.0mm厚の革に枠を抜いて切りだし。




装着してみた(裏・表)の状態です。





残りのパーツを切りだし、加工。表は1.5mm厚を使用してます。差し込みフラップ、内装パーツを準備して。






差し込みフラップ、本体表の差し込み受けを取り付けて。




外周を縫い上げて完成です。

あ、気づきました?スライドパーツの周り。そうなんです、やはり内側の革の厚みが足らない分、隙間が出来てしまい浮いてしまいました。
解決策として1.0mm厚の革を隙間にかませました。
色は表の革と同じにしたので結果的にアクセントとなり、良かったかなと思っています。



サイズ感はこんな感じです。4.7インチのiphone6を置いてみました。


実際は5インチの端末まで対応できる大きさで製作してます。


なんと言っても汎用タイプですから。


◇完成写真◇


表は牛ヌメ革(国産)ピアチェ・ワイン
内は栃木レザーのブラウンを使用しています。