2017年8月10日木曜日

夏休み自由研究企画!ヌメ革を無理やりエイジングさせてみた!?



デニムにはユーズド加工ってありますよね。


わたしは個人的に、あのわざとらしさが好きじゃなかったので、ユーズド加工されたデニムを買う事はありませんでした。


ですが、今やヨーロッパやアメリカにまで、ジャパンデニムが輸出されている時代になっています。


以前、テレビで国産デニム特集を観た時に、ユーズド加工をしている風景が映し出されていました。


驚いたのが、履きジワやアタリなどの表現を全てが手作業!


う~む、やはり、手作業じゃなければ出来ない仕事がどの世界にもあるのですな。


そんな訳で、革製品もユーズド加工とまでは言わなくても、エイジング加工的なことをしてみようと実験をしてみました。



まずは新品の状態をご覧下さい。


時間の都合上、とってもシンプルでド定番の札バサミで試しました。

新品


これを3日間、日中は車のダッシュパネルの上に置いて日光浴♪




夜は持ち帰り、ガラス板でグレージングと手もみ。




その間、2回だけ、通常よりも薄~くニートフットオイルも塗りこみました。



オイルを供給しすぎるとコシがなくなってしまいますので気を遣いました。


日焼け→グレージング→てもみ、これを3日間繰り返しました。


その結果はこちら!!↓



あれ?


たいして変わって・・・ない・・・?


新品時と同じハギレを並べてみましょう。


おお!十分日焼け効果が出ています!!


1つ分かったのは、これ以上日焼けはしないということ。


ここから先は人の手でじっくりと育てるしか無いようです。


それと、これ以上手を加えた場合、果たしてこの札バサミは新品と言えるのかどうか疑問を感じてしまいました。


デニムとは違って、革製品は基本手的に洗う物ではないので、人の手を使ってエイジング加工と称しても、やればやるほど中古品にしかならないのでは?



言い換えれば、この作業は新品時にそれを手にしたお客様にお勧めしたいひと手間かもしれません。


この作業をすると革の吟面(表側)が強くなり、エイジングも綺麗に均一になります。


革好きな皆さまはすでにご存知かと思いますが。


今回は素上げのヌメでしたが、次回はブラウン系を使ってユーズドエイジング加工に挑戦してみます!


最後にわたしのお気に入りのエイジング革小物を紹介しましょう!

今も現役で使用して頂いているLファスナーウォレット(栃木レザーサドルナチュラル)




この写真は納品してから1年半後の状態。

もうかれこれ3年8ヶ月ほど経過しています。

今はどんな様子になってるのか気になるな~

やはり、経年には敵わないですね!


2017年8月6日日曜日

思わず職人のテンションが上がる!オススメの1冊



2017年10月期のTBSドラマ


池井戸潤原作の陸王をご存知ですか?


池井戸潤原作のTBSドラマといったら、

半沢直樹ですよね。

今回も、もちろん同じく福沢監督の演出。





~あらすじ~
埼玉県行田市にある創業100年の老舗足袋製造会社『こはぜ屋』
年々減少する足袋の売上に危機感を覚えた四代目社長の宮沢紘一は
ランニングシューズ作るという新規事業に挑戦をする。

だが、そこには、想像以上に高いハードルが待ち構えていた・・・




今回の原作がどのくらい面白いかと言うと!


同じく池井戸作品でもあり、ドラマ化もされた、


下町ロケット
ルーズヴェルトゲーム
民王

の親子関係を足してから割らずに2を掛ける面白さ!



池井戸作品にみられる特徴は、

登場人物全員の人物像がしっかりと丁寧に描かれていること



それぞれが自分の人生を生きている!

そう感じさせてくれる人物描写が見事なんです。



だから、映像化されてもキャスティングさえ外さなければ、ハズレはないんでしょうね。


とにかく一人ひとりの言葉に重み深みがあるので、基本的に脚本されてても、台詞はほとんど原作通り。


しかし!!


これだけは言えます。


映像は原作を超えられない。


どんなに素晴らしい原作も、演技や映像で表現するには限界があるということです。


そういった意味でも原作との違いを見比べるのは楽しいです。


池井戸さんはいつも『一人の視聴者として楽しませていただきますって言ってますし。

多少、小説とニュアンスが違っても割り切っているんでしょうね。



今回の陸王が、職人にとって、なぜテンションがあがるかと言うと、



作り手とそれを使う人を結ぶ心の絆、交流が描かれているから!



足の故障をしてしまい、スポンサーからもそっぽを向かれてしまう、マラソン選手の茂木裕人。それでも復活を信じてひたむきに練習に取り組む姿に、自身の姿を重ねる宮沢社長とこはぜ屋の従業員たち・・・
自分たちが作ったマラソン足袋『陸王』で彼を勝たせてあげたい!


そんな熱い思いがひしひしと伝わります。


もちろん、経営者の苦悩や、手段を選ばず、相手を蹴落とそうとするライバル企業、実業団に所属し、再起をかけて立ちあがろうとするマラソン選手、零細企業を助けたいと奔走する銀行員。池井戸小説には欠かせない要素がふんだんに盛り込まれています。



下町ロケットの時も物作りにこだわる職人の情熱が描かれていましたが、

陸王に登場する、縫製作業をする熟練の職人さんたちの情熱もそれに負けてはいません!



特に平均年齢60歳の縫製化を束ねるリーダーでもある正岡あけみさんのキャラクターがとても熱くて好きです!

実写は誰が演じるのかな~



とにかく、ドラマを見る前に原作を読む事をオススメしたい!良書です。


わたしがこのまま小学生に戻れたら、夏の読書感想文はこれで決まりです!


池井戸先生!!次は革職人の人生を描いた「革王をお願いします!!



2017年8月3日木曜日

革職人が約3年、早起き生活をして気づいたこと



早起きに関するブログ記事や関連本はたくさんありますが、わたしのように昼間はサラリーマンをしながら、早起きして革職人をしている人はそうはいないはず!


もともとは夜型だったわたし。


気がつけば深夜2時や3時といった生活を送っていました。


そうなると必然的に昼間の仕事にも影響が出てきます。


眠気とだるさのせいで集中力も持たない悪いパターンです。


このままではマズイ!と一念発起で朝型に切り替えたのがきっかけで今に至ります。


最初の半年~1年位は3時起きでしたが、これだとさすがに少し無理が生じてしまったようなので、現在では4時起きで落ち着きました。

そういうわけで前置き長くなりましたが、朝型生活を続けてみて気づいたことを紹介します。

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1.朝の1分1秒はとてもゆっくり進んでくれる

とにかく遅い!いや遅く感じるんです!個人の感想に過ぎないかも知れませんが、作業中にふと手を休めて時計を見ると、え!まだ5時!?って感覚になるんです。


2.集中力も上がり生産効率が上がった

時間の話に通じますが、つまり集中力がハンパないんでしょうね。今日はここまで作るぞ!と目標を決めて作業をしますが、この『時間』を支配している感覚が心地よいのです。


3.疲れが残らなくなった

朝型にする前は、日中に疲労感を引きずり、だるさと戦かい、ついつい栄養ドリンクに頼って、その場をしのいでいましたが、早起きしてからは、一切飲まなくなりました。
規則正しい生活って大事ですね。ちなみに起き立ちに軽くスクワットをしています。


4.冬でも起きるのが辛くない

冬の朝って布団から出られないですよね?出たくないですよね?
でも、朝型人間は4時に起きるということが習慣化すると、その時間に起きられます。
しかも、冬の時期の朝4時はまだ日の出前、つまり、気温が一気に冷え込む前に目覚めるので、寒くないのです。
冷え込む時間帯には身体も自然に温まり、寒さに慣れてくれます。


5.太らない(太りにくい?)

これも至極当然のことかも知れません。
良く寝る事が肥満を防ぐとも言われています。
夜ふかしや悪い生活習慣は、全てにおいてバランスを崩してます。
自分に厳しくしていく事で、物作りに対しても厳しく向き合っていける。
そんな気がします。

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最後に朝型に切り替えるコツは簡単です!


それは・・・


早く起きることです!


早起き・早寝が正解です!



朝、早く起きるから、夜眠くなる。


朝日を浴びて体内時計をリセットして、1日をスタートする。

これが本来の人間の睡眠リズムです。


こんな格言がありました。


”朝1時間失うと、一日中それを求めることになる” 
【西洋の格言】


寝る前にスマホをいじっちゃダメです。

睡眠の質が悪くなります。


小4の息子にも怒られます・・・笑