2018年3月29日木曜日

人にプレゼントしたい作品作りが楽しい理由


最近、自分に影響を与えてくれた人物がいる。


辻一弘さんだ。


アカデミー賞メイクアップ・ヘアスタイル部門で日本人で初めて受賞した人物


と言えば記憶に新しいだろう。


辻さんの人柄やアーティストとしての生き方を知れば知るほどその魅力に取り憑かれた。


つい先日も凱旋帰国をして各種メディアに引っ張りだこだった。


某情報番組に出演した際にも、中学高校時代から、その後渡米して、ハリウッドで活躍、そして映画会を去り彫刻家になって、今回ゲイリーオールドマンから直々にオファーを受けて...と言った紹介を交えて番組出演者のタレントが本人に質問するのだが、
自信はありましたか?」「これならいけるなーみたいな?」


辻さんも、「それはないです、とりあえずやりたかったので」



って、おい!!


もう少し相手が喜ぶ質問をしないといい話が引き出せないでしょ。


大事だな質問力と思った。


辻さんは、とにかく自分を信じてやりたいことを貫く人。


今回の受賞を受けて、NHKで再放送された2014年の辻さんの密着ドキュメントをしっかり見てからインタビューに望めば、もっといい質問出来たのにね。


辻さんが映画界を辞めて彫刻家に転身した理由は本当にやりたいことはそれじゃなかったことに気付いたからなんですって、そのきっかけは辻さんの恩師でもある、ディック・スミス(92歳没)氏の80歳のお誕生会の席上でのこと。辻さんは本人と瓜二つのポートレート(シリコンで作った胸像)をプレゼントした。
それを見た本人はもちろんのこと、周りにいた人たちが喜ぶ姿に「あ、これがやりたかったことだったんだ」って、気付き、その後10年悩んだ末に映画の世界を去り彫刻家の道へ。この辻さんの自分に正直に生きる姿がカッコいい。



そんな私も最近作りたいと思うものを作ってみた。


その1つは革のビスケット。



これがFacebook上でかなり反応が良くて、そのあと普通の投稿がしづらくなった(笑)



過去にもバナナの皮(革)を作ってたっけ。

バナナの皮から革のバナナへ


でも確かに財布やスマホケースなんて別に自分の物でもないし、目新しくも何ともないよね。革職人なんて腐るほどいるし。


そう言えば誰かが言ってた、SNSやブログはストリートライブと一緒だって。




スマホやPCを開いた人にインパクトを与えるタイトルや写真を見せて足を止めてもらう



革のビスケットは立ち止まってもらうことに成功したんだね。



そして今回、初めて立体的な造形物に挑戦をしてみた。



ムーミンに登場するメソメソと言うのをご存知だろうか?



もともとは約2年前に依頼をしてくれた人がいて、その時は残念ながら平面なメソメソになってしまい、少し歯がゆい思いをしたのだ。本人はとても喜んではくれたけど、私にとっては不本意な結果。

これね→


しかも、そのメソメソが好きな人が4月に職場を異動することになった


このままではマズイ!


ちゃんとしたメソメソを作らなければ!



でも不思議なもので作りたい気持ちと相手も間違いなく喜んでくれるという、根拠のない自信が私を駆り立ててくれ、頭の中のイメージだけで約1週間で完成させることが出来たのだ。

それがこちら。





相手が望んでいる物と自分が作りたいと思う物が一致した時、とても楽しく物作りが出来る、そんな気持ちを教えてくれた作品でした。


ああ、でも同じ物はもう作らないだろうな...




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