革職人が夏休みに読んだ本
全国的に見ると9月3日から始業式という小学校が多いのだろうか。
水戸市の小学校は8月27日からだったので、もう二学期が始まって1週間経過した。
夏休みが1週間も違うなんて、子どもたちはがっかりかも知れないが、親にしてみたらとても助かる。
しかも初日から給食だった!有り難い!!
ありがとう~水戸市!
ただ、今年の夏休みは、子どたちとの外出も多かったせいか、一向に革仕事がはかどらない夏休みだった。
その代わり読みたい本を読む時間を設けた。
子どもに夏休みは本を読みなさい!
と言っても、まずは親が本を読んでいる姿を見せないと。
しかしKindleの欠点は家族から見ると
「ああ~!お父さん、またタブレット触ってる~!」
と、あまり良く思われないことだ。
でもせっかくなので読んだ本を紹介したいと思う。
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・顔に魅せられた人生
こちらは言わずと知れた、日本人で初めてアカデミー賞メイクアップ部門でオスカー像を手にした辻一弘氏の自著伝。
この本の内容には夢を叶えるための方法はもちろんだが、子どもを持つ親が子育てをする上で気をつけた方がいいなと、考えさせられるエピソードが描かれていることだった。
“いつも姉と比べられていたので自分は褒められなかった。姉は勉強も出来て要領もよく、学校でも優等生だった。母にはいつも「お姉ちゃんはできるのに、あんたはまだまだやなぁ」と言われていた。 ~中略~ これでは自尊心など育つわけがない。いつも自信がなかったので作る過程は楽しかったが、出来上がった結果に対する周りの意見が怖かった。これは大人になって働くようになっても苦労した。私の仕事では特に不利なことだった。”
以前、受賞後に辻氏が出演したとあるラジオ番組で「夢を叶える為には自分を信じることです」「周りの意見に振り回されてはいけない、親も含めて」「子どもは親の持ちモノではない」等の話をしていたのが少し気になっていた。この本を読んで辻氏がどんな生い立ちであったかを知り、その言葉の真意が分かった。と同時に子育てをする上で、子どもは子どもの人生を生きているんだと思って、接してあげられるようになったと思う。
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・学校は行かなくてもいい
こちらも、SNS上でシェアされていたり、新刊の帯に茂木健一郎氏がコメントを寄せているのもあり、読んでみた。
この本は子を持つ親なら絶対に読んでおくべき本だと思う。
うちの子に限ってそんな事は無いと呑気なことを思っている親は、実際に我が子が学校に行きたくないと言いだした時に慌てる。
この本を読んでおけば、間違いなく子どもに対して心から「行きたくなければ行かなくてもいいよ」と言ってあげられる。
正に夏休み明けに私は自分の娘にそう言ってあげられた。
学校に行かないという選択は、学校に行くという事よりも何十倍も勇気がいることなんだと親が分かってあげれば、子どもへの接し方が変わるのだ。
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・未来の年表
これもAmazonでもベストセラーに選ばれた本。
これから間違いなくやって来る高齢化の後の人口減少社会。
他人事では済まされない事例が具体的に示されている。
これを読むと対岸の火事とは言っていられない。
残りの人生や子どもたちの未来をより具体的にイメージ出来るのではないかと思う。
知っているのと知らないのとでは生きて行く上での判断基準に差がつく本だ。
この本の凄いところは警鐘を鳴らすだけでなく、どのようにその時代を乗り越えて行くのか処方箋も書いているところだ。
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・うつからの脱出
最後にこれ、実はまだ読了していないのだが、冒頭から結論を述べていて、うつ状態とは身体と精神が疲労しきった状態なんだと、とても分かりやすく解説してるのだ。
つかみはとても良いので、引き続き読み進めてみたい本。
ちなみにこの本はプライム会員は無料。
そろそろ次はレザークラフトネタを用意しなければ!